目次

流れ図

DMX 入力から出力までの信号の流れを表わします。
機能名をクリックすると、対応するウインドウが表に出ます。
機能名をマウスで移動すると、順序を並べかえることができます。
DoctorMX では同じ機能を複数使用できるので、それらを区別するために機能名に添字を付けます。
いくつかの機能は、識別をしやすくするために「識別名」を提供します。
(現時点では「コンソール」、「チェイサー」、「パッチ」、「機種別コントローラー」、「レコーダー」、「MIDI」が対応しています)



機能一覧の最上部と最下部は DMX インタフェース装置の入出力コネクタに対応します。
DMX インタフェース装置が接続されていない場合「装置なし」と表示します。
接続されていて動作していれば「動作中」と表示します。

「流れ図」ウインドウが手前の時、ウインドウ メニューの「流れ図を常に手前に」によって、流れ図を他のウインドウよりも手前に置くかどうか選べます。


マルチライン

複数の USB/DMXインタフェースボックスを同時に使用できます。
ライン(DMX512 ケーブル1本に相当)を追加するには、「流れ図」ウインドウを手前にしてから「編集」メニューの「ラインを作成」を選択します。
ラインを削除するには、そのラインの流れ(機能の配置表)をクリックして選択状態にして(例:下図の右端のライン)、「編集」メニューの「削除」を実行します。
ラインの並びをかえるには、余白(インタフェース選択メニューの右側など)をクリックして左右にドラッグ/ドロップします。



各ラインの上部には「インタフェース選択メニュー」があり、そのラインで使用するインタフェースボックスの識別番号を選択/表示します。
初期のインタフェースボックス製品に、固有の識別番号を設定して新しい仕様に更新するサービス(有料)を用意しています。
詳しくはこちらをご覧ください。


DMX 信号情報

DMX 入力信号のいくつかのタイミングを測定して表示します。
それには「流れ図」ウインドウを手前にしてから、ウインドウ メニューの「信号情報」を実行します。
複数のラインがある場合は、測定対象ラインをクリックして選択状態にします。



「ブレーク間期間」(BREAK to BREAK)
「スロット間マーク期間」(MARK Between Slots)
は、他の測定値から算出した見積もり値であり、実測値ではありません。
時間測定は約1秒おきに行ないます。
定常的な信号状態を観測するのに適しています。
(すべての更新ごとに測定を行なうのではありませんので、突発的な変化をとらえることはできません。)

測定値の有効範囲についての注意
  • ブレーク期間
  • ブレーク後のマーク期間(MAB)
    これらは実測値ですが、測定可能な最大時間の限度があります。
     約 52000 μS(シリアル番号 2401 より前の DoctorMX インターフェースボックス)
     約 65000 μS(シリアル番号 2401 以降の DoctorMX インターフェースボックス)
    実際の信号がこれよりも長いと、正しく測定できません。
    本機能では、実際の信号が測定可能範囲内であると見なして、そのまま表示します。

  • ブレーク前のマーク期間(MBB)
    これも実測値で、上記と同様の限度があります。
    更新周波数が 20 Hz 未満の信号では、この限度を超える場合があります。
    (チャンネル数やタイミングによります)
    正しく測定できていない可能性がある場合、「警告」印を表示します。




この機能を利用するには、DoctorMX インタフェースボックスのシリアル番号が 1201 以降のものが必要です。
それ以前のインタフェースボックスは内部部品を交換する必要があり、新しい仕様に更新するサービスを用意しています(有料)。
詳しくはこちらをご覧ください。
また Windows 2000 以前のシステムでは利用できません。


DMX 信号設定

DMX 出力信号のいくつかのタイミングを設定できます。
それには「流れ図」ウインドウを手前にしてから、ウインドウ メニューの「信号設定...」を実行します。
複数のラインがある場合は、設定対象ラインを選択状態にしてから実行します。



いずれの設定値も「最小値」を示すものであり、実際には平均的にそれよりも長くなります。
「チャンネル間マーク期間」(Mark Between Slots)は、「0」の場合は実際に 0μS になります。
それ以外では平均的に 10μS 程度長くなります。
機種によっては DMX 信号を確実に受信できない場合に「チャンネル間マーク期間」を増やすことで正しく受信できるようになる場合があります。
ここでの設定はファイルには保存されません(キューシートにも)。
初期設定として保存されますので、次回 DoctorMX 起動時には再現されます。

この機能を利用するには、DoctorMX インタフェースボックスのシリアル番号が 1201 以降のものが必要です。
それ以前のインタフェースボックスは内部部品を交換する必要があり、新しい仕様に更新するサービスを用意しています(有料)。
詳しくはこちらをご覧ください。
また Windows 2000 以前のシステムでは利用できません。