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概要

DoctorMX は DMX 信号のチェック、機材のテスト、リハーサル作業などをサポートする強力なツールです。
また当初は主としてテスト用途を意図したものでしたが、演出に使用できないかという意欲的なユーザー様のご要望が多くなり、それに応じて機能の幅も広がってきています。

機能
DoctorMX の各種機能は用途/目的別に分けられています。
各機能には「入力」と「出力」があり、これらの「機能」を一列に並べて「DMX 信号処理の流れ」を作ります。



この様子を表わすのが「流れ図」ウインドウです。



機能一覧の最上部と最下部は DMX インタフェース装置の入出力コネクタに対応します。
外部から入力された DMX 信号は上から下へと順に各機能によって処理され、最後に出力コネクタから送信されます。

必要な機能は「ウインドウ」メニューの「機能を追加」によって DMX 信号処理の流れに組み込みます。



各機能はそれぞれが独立した「ウインドウ」によって表わされます。
ウインドウを閉じることでその「機能」を「 DMX 信号処理の流れ」から取り除きます。

DoctorMX が終了する時に、使用されている機能とそれらの順序、そして各機能の設定が保存され、次回起動時に自動的に再現されます。
とくにレコーダーは前回使用されていた DMX 信号ファイルを自動的に読み込んで再生待機状態になるので、常設機器への応用にも対応します。
機能ウインドウのうち最後にアクティブ(最前面)だったウインドウが、次回起動時に自動的に最前面のウインドウになります。

さらに DoctorMX の強力な機能として機種別コントローラーがあります。
これは特定の機器に応じた表示/制御をします。
各パラメータはそれぞれの機器が持つ機能に対応します。
(下図は Martin Professional 社 MAC 1200(Mode2) の例)



現時点での対応機種については「機種別コントローラー」をご覧下さい。