目次

機種別コントローラ シーンモード

機種別コントローラごとにシーンメモリを作成できます。
シーンデータは
の3つの設定から成ります。
各ボタンを選択して表示/変更する内容を選びます。

(下図は Martin Professional 社 MAC 1200(Mode2) の例)



ステップ
「ステップ」はシーンを構成する最小単位のデータです。
1つのステップは を持ちます。各ステップの動作開始から「ディレイ タイム」経過後、「フェード タイム」時間で「値」に向かいます。

パラメータ
1つの装置にはいくつかの「パラメータ」があります。
各パラメータには複数の「ステップ」を設定できます。
1つのシーンの中で各装置の各パラメータは独立して個別の「ステップ」を複数設定できます。

パラメータ指定
ウインドウ左端のパラメータ名をクリックして編集するパラメータを指定します
(上図の例では「Intensity」)。

ステップリスト
ウインドウ中央部は編集中の(選択されている)シーン/パラメータのステップの一覧です。
ここでは一つのパラメータに関して全装置の状態を設定/確認できます。
上部は装置の Base チャンネル(または Unit 番号)です。
実行中のステップを緑色の横線で示します。
ステップを選択状態にするか、「値」を入力状態にすると、その値を一時的に出力します。

ご注意
表示上は横1列に並んでいても、それぞれの時間的な長さは独立しており、設定によっては必ずしも時間的な関連はありません。


シーンリスト
ウインドウ右端はシーンメモリの一覧です。
各シーンには を設定できます。
「印」および「繰返し」の設定は、対象となるシーンを選択して、後述の「機種メニュー」「シーン変更メニュー」で行ないます。
「繰返し」が設定されていると、そのシーン内の「時間的に」最後のステップのフェードが終わった時点で、全ユニット全パラメータの始めのステップに戻りそのシーンを再スタートします。

各シーンの余白をクリックするとシーンデータをドラッグ&ドロップできます。
[Ctrl]キー(Windows)/[option]キー(Mac)を押しながらドロップするとシーンデータを複製して追加します(移動ではなく)。
[shift]キーを押しながらドロップすると、そのシーンの LFO 設定をすべてコピー(上書き)します。
シーンリストが選択状態のとき(上図)、「編集メニュー」によってシーン単位で切り貼りできます。

キーボードでのシーン切り替え
シーンが選択されている状態のとき、[↑]キーと[↓]キーでシーンを切り替えることができます。


削除(編集メニュー)
ステップリストでステップが選択状態の時、「編集メニュー」の「削除」でそのステップを削除します。

シーンを作成(編集メニュー)
そのときの全装置の状態を新たなシーンとしてシーンメモリに追加します。
(そのとき選択されているシーンの次(下)に挿入します)
全装置の全パラメータはぞれぞれ1つのステップを持ちます。


機種メニュー(シーンモード)





シーン変更
シーンおよびシーンデータ(ステップ、LFO)を変更するのに便利な機能などを用意してあります。



Pan/Tilt ステップ修正
選択されている装置(ウインドウ左側)の Pan/Tilt パラメータの値を、編集中のシーンの Pan/Tilt の「最後のステップ」に反映します。

全パラメータのステップ修正
選択されている装置(ウインドウ左側)の全パラメータの値を、編集中のシーンの各パラメータの「最後のステップ」に反映します。

Pan/Tilt ステップを反転
シーンに記録されている Pan/Tilt パラメーターの値を、中央(50%)を中心に反転します。
適用対象の装置およびシーンを選べます。




時間をパラメーターに適用
1つのステップの「ディレイ」もしくは「フェード」時間を、シーン内の他のパラメーターにも適用します。
まず、適用対象の装置を、「ステップリスト」上端の装置行で選択します。
次に、「ディレイ」もしくは「フェード」を入力状態にして、メニューから「時間をパラメーターに適用」を選びます。
適用対象のパラメーターを指定して「適用」ボタンを押します。
LFO にも使用できます(ステップ指定はありません)。



スタンバイシーン作成
選択されているシーンを複製して、その「Dimmer」または「Intensity」のステップを1つだけにし、ディレイ、フェード時間および値を 0 にします。
シーン名に「-」を付加して、元のシーンのひとつ前に置きます。


シーンに適用...
1つの装置の1つのパラメータの値を複数のシーンに同時に適用します。
この機能を使用するには、まずシーンを選択し、そのあとパラメータの値を入力状態にして新しい値を設定しておきます。
そしてこのコマンドを選ぶと適用対象シーンを指定するウインドウが現れます。



なお、以下では「もとの値」は選択されているシーンの最初のステップの値を指します。

パラメータ値が入力状態になっている装置(もとの値と新しい値の比較に使用する装置)が選択状態の場合、他の選択されている装置の同パラメータもそれぞれのパラメータ値を新しい値として同時に適用されます。
ただし、適用対象のシーン(およびステップ)の判定には使用されません。
適用対象の判定では、空ステップは「もとの値が同じ」と見なします。
各シーンの中で「もとの値が異なる」ステップに遭遇すると適用を停止あるいはそのステップへの適用を除外することになり、他のチャンネルの同横列のステップもそれに従います。


シーン並べ替え
シーンを名前順に並べ替えます。

シーン検索
シーンを名前の部分一致で検索します。

ステップ初期設定
「ステップ」が追加される時の、「ディレイ」および「フェード」の初期値を指定します。






ステップを追加
編集中のシーン/パラメータのうち、ステップリスト上部で選択されている装置に新たな「ステップ」を追加します。
その時のパラメータ値が設定されます。

ステップを複製
ステップリストでステップが選択状態の時、「ステップを追加」メニュー項目は「ステップを複製」に変わります。
選択されている各ステップを複製してそれぞれの直後に挿入します。


ステップおよび装置(Base チャンネル)の選択操作
ステップリストでは各ステップの「余白」あるいは Base チャンネルをクリックして選択状態を変更できます。
Shift キーを押しながらクリックすると既存の選択範囲を拡張/縮小し、連続した一塊の範囲になります。
Ctrl キー(Windows)/コマンドキー(Mac)を押しながらクリックすると、既存の選択範囲に対して個別に追加/除去します。
それ以外は新たな選択範囲を設定します。

複数ステップの同時変更
ステップの値については装置リストと同様に、値を変更するステップが選択状態の時、他の選択されているステップにも同じ値が同時に設定されます。
ディレイタイムおよびフェードタイム(時間データ)については、別に簡易入力方法を指定できます。




複数ステップの編集
ステップは「編集」メニューでコピー/貼り付けできます。
複数のステップがコピーされると、選択範囲を囲む最小の四角形の左上が基準位置となります。



上図の例では、装置「1」の第1ステップが「基準位置」となります。
これをコピーし、下図のように貼り付け位置を指定すると、




貼り付け結果は下図のようになります。



貼り付け先を指定しない場合は、コピー時と同じ装置/ステップに貼り付けられます。
対応する装置がないステップは貼り付けられません。
対応する装置があっても、対応するステップがない場合は追加されます。
(ただし、詰めて追加されるので、位置関係が同じになるとは限りません)