目次

SynVisum 提供のコンポジション(アニメーション)


(アニメーション)



雷の表現を表示します。
「間隔」は放電現象の時間間隔です(秒)。
混合量フェーダーを最小から上げると、常に放電します。
このとき、0.5 秒以内に混合量フェーダーを最大にすると、その時点で放電します(明るく表示するため)。
0.5 秒経過すると、混合量フェーダーの位置によらず自動的に放電します。
「点滅」は1つの放電現象の中での点滅の時間間隔です(秒)。
(図では画面取り込みのために長くしていますが、0.1 秒ぐらいが良いでしょう)
「繰返し」は点滅の最大回数です。
1 〜 最大回数のあいだで無作為に変動します。
「範囲」は放電現象が発生する横方向の範囲です。
「1」で左右端まで広がります。
「半径」は幕電(雲などが照らされて面のように光る)の大きさです(表示範囲全幅が「2.0」です)。
「上端」は稲妻の上端の縦位置です(表示範囲全幅が「2.0」です)。
「0」で中央になります。
「落雷」は落雷(地上への放電)の割合です。
「1」で毎回落雷します。
「幕電」は幕電の明るさです。
「稲妻」は稲妻の明るさ(太さ)です。
「枝」は稲妻の枝分かれの明るさです。
「画像」には幕電として照らされる画像を設定できます。
ここのフィルターとして「雲」(アニメーション)を挿入すると効果的です。


(設定例)


マンデルブロー集合(アニメーション)



マンデルブロー集合(Mandelbrot Set)の、一般的な脱出反復回数による表現を表示します。
実現方法による制約のため、詳細度に限度があります。
より詳しい画像を使用するには、専用のアプリケーションプログラムで生成して下さい。

「X」「Y」は表示範囲の中心です。
「拡大」していくと、「細かさ」を増やすことでさらに細部が現れる部分もあります。
これらの設定を変更すると、再計算に時間を要します。
計算を速くするには、
  • 「細かさ」を小さくする
  • マンデルブロー集合に含まれる部分(初期状態では黒の部分)を表示範囲から減らす
  • 表示解像度を下げる
のが効果的です。

反復回数を、色に対応させて表示します。
このために、4色を等間隔に割り振ります。
(上から、反復回数の少ない順)
「波数」は色を対応付ける周波数です。
「1」で反復回数全体が4色に1対1で対応し、大きくすると同じ色が異なる反復回数に再使用されます。
「位相」は色を対応付ける位相です。
「RGB」の場合、中間色を RGB(赤、緑、青)で補間して生成します。
「HSV」の場合、中間色を HSV(色相、彩度、明度)で補間して生成します。
「集合も変色」の場合、マンデルブロー集合に含まれる部分も、変色に含めます。
(この場合、「集合」で設定された色は使用しません)
「集合」は、マンデルブロー集合に含まれる部分の色です。


(設定例)


散乱(アニメーション)



画像をせわしなく散乱します。
画像を画面内に無作為に配置します。
(画像が設定されない場合、白色の正方形を使用します)
「色」はカラーフィルターとして動作します。
(元の画像自体の色を変えるものではありません。
元の画像が白の場合、効果がかかりやすくなります)
配置する際に、「大きさ変化」「色相変化」の範囲内で無作為に変化を付けます。
「速さ」は1秒あたりに配置する回数です。
「減衰」は配置された画像が消えていく時間です(秒)。
「動作」は配置に伴う動作のしかたです。
「混合」は重なり部分の表示のしかたです(レイヤーの「混合方法」と同様です)。

応用例




ねじれ形状(アニメーション)



ねじれる図形を生成します。
「頂点数」は多角形の頂点数です。
(「2」は線分になります。
2未満は無効です)
「追跡数」分、生成された多角形と同じものが少し遅れてあとを追います。
「遅れ」は追跡ごとの遅れ量です(位相)。
「減衰」は追跡の明るさの減少量です。
「幅」は線の太さです(表示範囲全幅が「2.0」です)。
(コンピューター本体の機種により、有効な最大幅が異なります(例えば 10ピクセル))
「色相範囲」は、多角形の色相を変化させる範囲です(度)。
「色相速度」は、多角形の色相を変化させる速さです(1秒あたりの往復数)。
「色相差」は、追跡ごとの色相のずれです(度)。
「色」は、多角形の基本色です。
「軌跡」は頂点の軌跡です。
「混合」は重なり部分の表示のしかたです(レイヤーの「混合方法」と同様です)。


宇宙飛行(アニメーション)



宇宙空間を飛行しているような表現を生成します。
設定された画像(小惑星など)を前後に移動して表示します。
「広がり」は空間内での分布の広がりです。
これを小さくすると筒のようになります。
「回転」は個々の画像の1秒あたりの回転数です。
「変化」は個々の画像の回転(傾き)を不規則にします。
(「変化」なしの場合、すべての画像の回転速度は同じですが、位相は異なります。
位相も同じにするには、元の画像自体を回転して下さい)


噴水(アニメーション)



落下する粒子を生成します。
「幅」は噴射元の横幅です(表示範囲全幅が「2.0」です)。
「高さ」は噴射元の縦位置です(表示範囲全幅が「2.0」です)。
「方位」「仰角」は噴射方向です。
「速度」は噴射初速度です。
「変化」は噴射初速度に不規則な変化を加えます。
「大きさ」は粒の大きさです。
「速さ」は全体の動作(アニメーション)の速さです。
遅くすると、規模(高さ)が大きく感じられます。
「ぼやけ」は粒の輪郭のぼやけ具合です。
「混合」は重なり部分の表示のしかたです(レイヤーの「混合方法」と同様です)。

設定例


滝。



ホースによる放水。



溶岩。


花火(アニメーション)



打ち上げ花火を生成します。
「大きさ」は玉の大きさを「号」で指定します。
「距離」は打ち上げ場所から視点までの距離です(メートル単位)。
「位置」は打ち上げ場所の横位置です(メートル単位)。
シーンを実行すると打ち上げます。
ただし、すでに打ち上げ後で、完了していない場合は、打ち上げません。
混合量フェーダーを最小から上げると、常に打ち上げます。
「繰返し」の場合、自動的に繰り返します。


花火大会(アニメーション)



継続的に打ち上げ花火を生成します。
種類や大きさを無作為に選んで打ち上げます。
「距離」は打ち上げ場所から視点までの距離です(メートル単位)。
(打ち上げ場所の横幅は 400 メートルとしてあります)
「規模」は最大の玉の大きさを「号」で指定します。


オーロラ(アニメーション)



オーロラを生成します。
緯度 65 度あたり(アラスカ フェアバンクス)のオーロラを模しています。
(この機能を使用するには、Mac OSX 10.6 以降が必要です)

「方位角」は視点の東西方向の向きです。
方位角-90090180
北半球西
南半球西
「仰角」は視点の上下方向の向きです(0 は水平、90 は真上)。
「距離」は視点の、オーロラから低緯度方向への距離です(「0.1」は 100km です)。
「画角」は観察範囲で、奥行き感も変わります。
人間の目および標準レンズは 45 度とされています。
大きくすると、広角レンズで撮影したようになります。

「速さ」は形が変化する速さです。
「振れ」は緯度方向の変化幅です。
「折り重ね」は経度方向の変化幅です。
大きくすると、オーロラ爆発時の渦のようになります。

この機能で生成される画像は固い感じがします。
「ブラー」(ぼかし)フィルターと併用すると良いでしょう。
(ただし、「ブラー」は処理に時間がかかるので、解像度を下げるなどの工夫が必要かも知れません)

設定例


オーロラの真下から東を望むと、煙がたなびくように見えるそうです。



オーロラ爆発を真下から望むと、渦を巻くように見えるそうです。


降雨(アニメーション)



雨を生成します。
「量」は、1秒あたりの雨粒発生数です。
「長さ」「幅」の指定は、表示画面の全幅が「2.0」です。
「速さ」は落下速度、「風」は横方向の速度で、1秒あたりの移動量の指定は、やはり表示画面の全幅が「2.0」です。


紙ふぶき(アニメーション)



紙ふぶきを生成します。
花ふぶき、桜ふぶきにも応用できます。
「色範囲」は、色相の変化幅です(「0.5」で全体)。
「振れ速さ」は1秒あたりのひらめく回数です。
「振れ角」はひらめく角度です。


(アニメーション)



縞模様を生成します。
「幅」は隣り合う2色分の幅で、表示画面の全幅が「2.0」です。
「鮮明」は色の変化のしかたを指定し、「1」では中間色がなく、指定色のみになります(方形波)。
「比」は色変化の偏りを指定します。
「鮮明」が「0」のときの「比」:
「速さ」は1秒あたりの移動量で、隣り合う2色分の幅が「1.0」です。
「位相」に数値(0.0 〜 1.0)を設定した状態でシーンを実行(あるいは混合量フェーダーを最小から上げる)すると、その位相になります。
「対称」の場合、中心線対称になります。
「三色」の場合、3つの色を交互に使用します。


エンドロール(アニメーション)



文章をスクロールします。
「行揃え」が「左/中央/右」の場合、横書きになり、縦方向にスクロールします。
「行揃え」が「上/中間/下」の場合、縦書きになり、横方向にスクロールします。
「行送り」は「1.0」が標準です。
「速さ」は1秒あたりの移動量で、表示画面の全幅が「2.0」です。
「行」に数値を指定すると、シーンの実行時(または混合量フェーダーを最小から上げた時)に、その行からスクロールします。
最初の行の先頭は「0」です。
指定行の先頭からのスクロール開始になるので、逆方向(「速さ」が負数)の場合は次の行を指定して下さい。
「繰返し」は、スクロール動作を繰り返します。
シーンを実行するときに、そのシーンで「行」が指定されていると、スクロール中でも中断して指定行から再開します。
スクロールを継続するには、「行」を空白(無指定)にしてシーンに保存しておいて下さい。

シーンメモリーを使用する場合はほとんどのシーンで「行」を空白(無指定)にして、スクロールを開始するシーンのみ「行」を指定する方が良いと思われます。
「改行」の場合、表示画面に収まらない長い行を自動的に改行します。
この場合「行」指定は、自動的に改行された状態で数えますので、もとの文字列の行数とは異なります。


スクロール文字列(アニメーション)



文字列を左右にスクロールします。
「速さ」は1秒あたりの移動量で、表示画面の全幅が「2.0」です。
文字列中に改行があると、表示画面全体を空白にします。
(複数の空行も1つにまとめます)
「行」に数値を指定すると、シーンの実行時(または混合量フェーダーを最小から上げた時)に、その行からスクロールします。
最初の行の先頭は「0」です。
指定行の先頭からのスクロール開始になるので、逆方向(「速さ」が負数)の場合は次の行を指定して下さい。
「繰返し」は、スクロール動作を繰り返します。
シーンを実行するときに、そのシーンで「行」が指定されていると、スクロール中でも中断して指定行から再開します。
スクロールを継続するには、「行」を空白(無指定)にしてシーンに保存しておいて下さい。

シーンメモリーを使用する場合はほとんどのシーンで「行」を空白(無指定)にして、スクロールを開始するシーンのみ「行」を指定する方が良いと思われます。


水面(アニメーション)



水面の表現を表示します。
「画像」を入力すると、「ゆがみ」に応じて変形し、水面下あるいは反射した像を表現できます。
[方向](角度)流れ
0
90
180(-180)
-90


天球(アニメーション)



地球から見た星空の表現を表示します。
全天で約 5000 個の、6等級以上の恒星を表示します。
(この機能を使用するには、Mac OSX 10.6 以降が必要です)



「位置」が「(無指定)」の場合、シーン実行時に表示範囲が変わりません。
(下の「赤経」「赤緯」の操作でも変化しません)
「座標」の場合、表示範囲を「赤経」「赤緯」で指定します。
通常、「赤経」は一周を24時間で指定されますが、ここでは便宜上一周を360度で指定します。
赤経[時]角度[°]
00
690
12180
18270
24360

星座名で指定することもできます。
(参考:「北斗七星」は「おおぐま」座の一部です)

「回転」は表示画面の中心で回転します(見た目の調整)。

「自転」は地球の自転速度として、1秒間に何秒分回転するかを指定します。
(赤経の変化に相当します)
「0」では自転しません。
「1」は実際の自転と同じで、24時間で一周します。
「3600」は1時間分となり、24秒で一周します。

「明暗」を小さくすると、暗い星が明るくなり、明暗の差が小さくなります。

「輝き」が「0」の場合、各星は円形になり、「1」にすると十字状になります。

「瞬き」と「速さ」は、大気の揺らぎなどによる不規則な明暗の変化です。


大雪(アニメーション)



大量の雪が降る表現を表示します。
「変化」は「風」に変化を与えます。


小雪(アニメーション)



少量の雪が降る表現を表示します。
「数」は、小片の1秒ごとの平均的な発生数です。
「時間」は下辺にたどり着くまでの最大時間(秒)です。


(アニメーション)



擬似的な炎の表現を表示します。
入力画像の明るい部分から発火します。
(黒い部分からは発火しません)
「変化」は「冷却」のしかたに変化を与えます。
「色」を黒にすると、近似的な色温度で表現します。
それ以外の場合は、単一色の濃度で表現します。
(この機能を使用するには、Mac OSX 10.6 が必要です)


(アニメーション)



擬似的な雲の表現を表示します。
[方向](角度)動作
0
90
180(-180)
-90

「画像入力」のフィルターとして「雲」を置き、「合成」フィルター(および必要に応じて「フェーダー」フィルター)を併用して背景とまとめると便利かも知れません。
「合成」は「Source Over」にします(「重ね」と同等)。




文字(アニメーション)



文字列を画像として表示します。
「行送り」は「1.0」が標準です。
「行揃え」が「上/中間/下」の場合、縦書きになります。


更新周期表示(アニメーション)



画面への表示を1秒間に更新する周期を、表示範囲の左下に表示します。