目次

設定 メニュー




再表示
ローカルネットワークに接続されている DIAheart を検出して装置一覧に表示し、設定状態を取得/表示します。
(DIAheartSet 起動時には同じことを自動的に行います)


ネットワークをモニター
レコーダー モード再生専用 モードで、DIAheartSet 側でデータをモニター表示する際に、ネットワーク上のデータを表示します。

レコーダー設定
レコーダーの動作に関する設定を行います。
装置制御ウインドウを開いているときに使用できます)


DoctorMX 設定
DoctorMX(USB/DMX インターフェースボックス)の使用に関する設定を行います。
装置制御ウインドウを開いているときに使用できます)




Art-Net 設定
Art-Net に関する設定を行います。
装置制御ウインドウを開いているときに使用できます)




sACN 設定
sACN に関する設定を行います。
装置制御ウインドウを開いているときに使用できます)




sACN を使用
これが選択されていると、記録/再生時に sACN で送受信します。
(Art-Net 信号を使用しません)

本装置では、sACN のユニバース「1」〜「32768」の範囲だけ記録/再生できます。
(sACN 自体には 1 〜 63999 のユニバースがあります)
送信は「マルチキャスト」もしくは「ユニキャスト」(後述)を使用します。
マージ動作は Art-Net 受信時の動作に準拠します。

Art-Net で記録したデータを sACN で再生したり、逆に sACN で記録したデータを Art-Net で再生することもできます。

Art-Net のユニバースと sACN のユニバースの対応は、下記のようになります。
 sACN ユニバース = (Net x 256) + (Subnet x 16) + (Universe) + 1



ユニバース アドレス
Art-Net(および sACN)信号の送信先を、ユニバースごとに明示的に指定します。
再生専用 モードおよびレコーダー モードの両方で有効です。



ユニバース範囲は、「開始ユニバース」と「ユニバース数」で指定し、参考に「最終ユニバース」を表示します。
ユニバースが重複している場合、警告マークを表示し、上側の設定が使用されます。
IP アドレスが空白もしくは無効な設定の場合は、無指定と同等です。
ここで指定されていないユニバースは、 で送信されます。
何らか設定されている場合は、メニューに印がつきます。

弊社製「Analist」の検出結果を利用できます。
「Analist」で検出結果を「コピー」し、DIAheartSet 側で「貼付け」します。


検出結果がいずれにも当てはまらない場合、この確認ウインドウは表示されません。

受信側機器の処理負荷軽減のために十分な効果を得るには、再生データに含まれるすべてのユニバースに対してユニキャストアドレスを指定する必要があります。
例えば、10 個のユニバースを含むデータ使用する場合で、そのうちの 4 個のユニバースにだけユニキャストアドレスを指定すると、他の 6 個のユニバースはブロードキャスト(もしくはマルチキャスト)で送信されます。
ユニキャストアドレスで指定された受信側機器は、自身宛ユニキャストに加え、6 ユニバース分のブロードキャスト(もしくはマルチキャスト)も処理する必要があります。
(これがどの程度影響するかは機器ごとに異なります)


接点入力設定
接点入力の設定をします。





音声装置形式
音声装置のデータ形式(フォーマット)を指定します。



ここでの指定は、必ずしも実際の音声装置で対応しているとは限りません。
各項目の指定値に近い、利用できる設定値を使用します。
なお、指定値以上の設定値を優先的に使用します。
たとえば、チャンネル数指定値が「4」で、音声装置で対応しているチャンネル数が「2」または「6」の場合、「6」が使用されます。

音声データと音声装置のサンプルレート(周波数)が異なっている場合、音声装置に合うように変換します。
「サンプルレート変換を改善」を選択すると、この時の音質劣化を改善します。
ただし、処理負荷が増加しますので、大量の DMX データを再生する場合などは事前に動作確認を行ってください。
(この設定はファイル(シーン)を再生開始するときに反映されます)

「現在の形式」には、実際に音声装置で使用している設定値を表示します。
「サンプルビット数」は転送データのビット数であり、必ずしも音声データの有効な(音質に関わる)ビット数とは限りません。
たとえば、24ビット解像度の音声データを、32ビットで転送している場合があります。


リモコンを使用
これを選択していると、Web ブラウザー リモコン機能を使用します。


時計を設定
内蔵時計の日時を設定します。
装置一覧内で、1つの装置だけが選択されている状態で選べます。




ネットワーク設定
ネットワークを使用する付加機能のための設定を行います。
装置一覧内で、1つの装置だけが選択されている状態で選べます。




アドレスを初期化
DIAheart 装置の IP アドレスを初期化します。
装置ごとに固有の静的 Art-Net アドレス(2.x.x.x)になります。
接続されている「すべての装置」、もしくは特定のシリアル番号の装置だけに対して初期化します。




通常はこの操作は不要です。

システムによっては、ある種の IP アドレスからの信号を遮断します。
(セキュリティー向上などのため)
そのような IP アドレスを装置に設定すると、装置一覧に現れなくなり、以降の設定ができなくなってしまいます。
このような状態になった場合、「アドレスを初期化」することで、再び装置一覧に現れるようになります。

システムが遮断するアドレス例
(システムおよびバージョンによって異なります)
  • カレントネットワーク(例:0.0.0.1)
  • ローカルホスト(例:127.0.0.1)
  • ネットワークアドレス(例:192.168.0.0)
  • ブロードキャストアドレス(例:192.168.0.255)
  • Class D、E(例:224.0.0.1)

    現時点での手動 IP アドレス設定では、これらのアドレスを設定できないようになっています。
    今後のシステム側の変更で、他にも遮断されるアドレスが追加される可能性もあります。


  • ファームウェアを更新
    DIAheart 装置のプログラムを更新します。
    装置一覧内で、1つの装置だけが選択されている状態で、なおかつ「装置制御ウインドウ」が開いていない状態で選べます。



    「現行バージョン」は、DIAheart 装置内のプログラムのバージョンです。
    「更新バージョン」は、新たに書き込むプログラムのバージョンです。

    通常は、更新後に装置は自動的に再起動します。

    ただし、通信エラーなどで再起動を行えない(もしくは再起動したかどうかを確認できない)こともあり得ます。
    このような場合、「装置を再起動する必要があります」と表示します。
    その場合は手動で再起動(電源の再投入)して下さい。

    何らかの原因で更新が完了しない場合、正常に起動しなくなります。
    更新処理中は DIAheart の電源を切らないで下さい。
    また、中断しないようにして下さい。
    故障の原因となります。

    もし正常に起動しなくなった場合は、液晶タッチパネルを押したまま(場所は任意)電源投入してみて下さい。
    すると下図のような画面になりますので、この状態で「ファームウェアを更新」を行ってみて下さい。




    USB メモリーによるファームウェアの更新
    上図の状態で USB メモリーを接続することで、ファームウェアを更新することができます。
    遠隔地などでパソコンを接続しなくても、ファームウェアを更新することができます。
    USB メモリーは「FAT フォーマット」とします(FAT12、FAT16、FAT32)。
    一番目(もしくは唯一)のパーティションのルートディレクトリに、弊社提供のファームウェアファイル「DHMainExecutable.bin」を置きます。





    タッチパネルを校正
    液晶タッチパネルの校正(位置検出補正)を行います。
    液晶タッチパネルに、点滅する点が順に3つ現れますので、その位置を押して下さい。
    装置一覧内で、1つの装置だけが選択されている状態で選べます。


    時計を調整
    内蔵時計の進み/遅れ具合を調整します。



    調整を行うには、まず、ある日数で何秒ずれるかを観察します。
    観察開始時に、基準となる時計(時報など)に内蔵時計の時刻を合わせるか、時刻のずれを別途記録しておきます。
    観察終了時には、基準となる時計とのずれ、もしくは観察開始時のずれとの差を、ここへ入力します。
    観察日数(期間)が長いほど、より良く調整できます。
    内蔵時計の時刻の観察には、「予定表」を使用する場合に本体に表示される時刻が適切です。
    (パソコン側の DIAheartSet に表示される時刻は、若干ずれています)
    観察終了時には、内蔵時計の時刻を、基準となる時計に再度合わせます。
    必要に応じて適宜繰り返してください。

    このウインドウを開いたときには、その時点での調整具合の概略を示します。
    (必ずしも、最後に設定した状態をそのまま示すとは限りません)
    たとえば、「10 日」で「1 秒」「遅れている」と設定してあるとします。
    この状態で再度開いて、さらに「10 日」で「1 秒」「遅れている」と設定した場合、次に開くときには、「5 日」で「1 秒」「遅れている」となります。

    「無調整」を設定すると、調整しない状態(装置本来の進み/遅れ具合)になります。

    最大調整幅は、1日あたり 12 秒(1時間あたり 0.5 秒)です。

    進み/遅れ具合は、温度によっても変化します。
    部品の仕様上では、おおよそ5℃ の変化で、12日あたり1秒程度の変化になります。


    表示を回転
    装置の表示を 180° 回転します。
    設置条件に合わせることができます。
    回転後は液晶タッチパネルの校正(位置検出補正)が必要なので、自動的に校正状態に移行します(上記参照)。
    装置一覧内で、1つの装置だけが選択されている状態で選べます。


    電源断遅延
    AC アダプターからの電源がなくなってから、装置の動作を終了するまでの時間を設定します。
    ここでの設定時間内に電源が回復すれば、動作を継続します。
    (内蔵バッテリーの負担を抑えるため、なるべく短くしてください)
    内蔵バッテリーが十分に充電されていないと、正常に動作しません。
    USB 機器へは十分な電圧を供給できないので、正常に動作しません。
    装置一覧内で、1つの装置だけが選択されている状態で選べます。




    言語
    装置の表示言語を設定します。
    レコーダー モードなど)
    設定を反映させるには、電源を入れ直したり、再生専用モードからレコーダー モードへ切り替えてください。
    反映させるまで、正常に表示しません。