目次

装置設定

ネットワーク上で検出された DIAheart 装置を一覧表示します。
装置一覧内で1つの装置を選択状態にすると、その DIAheart 個体の設定をします。
(装置を選択するには、装置の余白(シリアル番号など)をクリックします)




現状の IP アドレス
実際に使用している IP アドレスを表示します。

Art-Net では、通信する機器同士が同じ「ネットワークアドレス」である必要があります。
また、各機器は異なる「IP アドレス」を使用する必要があります。
以下で IP アドレスの指定方法を設定します。

静的 IP アドレス
起動ごとに不変の IP アドレスを指定します。



DHCP を使用
DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)を使用して、IP アドレスを自動的に設定します。
ローカルネットワーク内に DHCP サーバーが無いなど、自動的に設定できない場合は、上記の「静的 IP アドレス」が使用されます。
(DHCP で割り当てられる IP アドレスは、起動ごとに変わり得ます)

Unicast(個別送信)を使用
Art-Net で DMX データを送信する際に、同じ Universe(ユニバース、系統)に設定されている機器に対してだけ送信します。
ただし、2台以上の機器が同じ Universe に設定されている場合は、Unicast ではなく Broadcast(同報送信)します。
Unicast では通信量および受信側機器の処理の無駄を減らす効果があります。
機器の起動順序などによって、各機器に設定されている Universe を正しく把握できない可能性もあります。
その場合、意図した機器に送信されないことがあり得ます。
うまく動作しない場合は、Unicast を使用しないで下さい。

予備
これを選択すると、「予備機」として動作します。
「予備機」は、他の DIAheart(「本務機」)からの ArtPollReply 信号を受信している間は、DMX データ(Art-Net、sACN)および音声を出力しません。
このとき、「待機」と表示します。



「予備機」は、ArtPollReply 信号を一定時間(約 5 秒)以上受信しないと、DMX データ(Art-Net、sACN)および音声を出力するようになります。
ArtPollReply 信号は、約 2 秒おきに送信されます。

「予備機」と「本務機」は互いに同じ機種である必要があります(DIAheart どうし、もしくは Valencia どうし)。
「本務機 IP アドレス」が無指定(空白)の場合、自機以外のあらゆる装置を本務機とします。
「本務機 IP アドレス」を指定した場合、その IP アドレスの装置を本務機とします。

「予備機」が「本務機」と同じデータを再生するようにするには、双方に同じデータを設定しておく必要があります。
「予備」機能(「待機」状態)は、「再生専用モード」時のみ有効です。




時計
内蔵時計の状態を表示します。
ネットワーク時刻同期が設定されている場合は、同期状態を表示します。


ネットワーク インターフェース指定
1台のコンピューターで複数のネットワーク インターフェース(例えば Ethernet と WiFi)を同時に使用している場合、DIAheart と通信できないことがあります。
その場合は「ネットワーク」メニューで、DIAheart と接続しているインターフェースを明示的に指定してみてください。
「システム既定」は、システムによる通常のインターフェース選択動作になります。




装置制御ウインドウ
装置一覧内で1つの装置をダブルクリックすると、その DIAheart 個体を制御するウインドウを開きます。
ここで動作モード(レコーダー再生専用)を切り替えます。



装置制御ウインドウで行う設定は、ウインドウを閉じるとき(もしくは DIAheartSet を終了するとき)に DIAheart 本体に保存されます。
装置制御ウインドウを開いたまま、DIAheart の電源を切らないようにして下さい。