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SynVisum 提供のコンポジション(アニメーション 流体)


これらは CFD(Computational Fluid Dynamics:数値流体力学、計算流体力学)を応用したアニメーションです。
グラフィクス装置による多くの計算を必要とします。
使用するグラフィクス装置によっては、性能が不足したり、他のコンポジションを併用しないなどの工夫が必要になる場合があります。
また、設定によっては「計算不能」になる(発散する)ことがあるかもしれません。

各アニメーションの名称は代表的な使用用途を表していますが、設定によって様々に応用できる可能性があります。


紫煙(アニメーション)



タバコの煙を表現します。
煙の発生源を画像で入力します。
「減衰」は煙が消える速さです(1/秒)。
「対流」は熱による上昇気流の強さです。
「乱流」は煙の乱れです。
「排気」は上側へ排気する強さです。
「濃さ」は煙の濃さです。

応用例
煙発生源の色合いを連続的に変化させる。




氷霧(アニメーション)



氷により発生する霧を表現します。
霧の発生源を画像で入力します。
「比重」は霧の上昇/下降を表します。
(物理量としての比重そのものではありません)
「減衰」は霧が消える速さです(1/秒)。
「乱流」は霧の乱れです。
「圧力」は霧を拡げる強さです。
「濃さ」は霧の濃さです。
「床」は固体面の縦位置で、これより下へは霧が行かなくなります。


風洞(アニメーション)



風洞(実験装置)を表現します。
障害物を画像で入力します。
「速さ」は煙が流れる速さです。
「減衰」は煙が消える速さです(1/秒)。
「数」は煙線の数です。
「大きさ」は煙発生源の大きさ(煙線の太さ)です。
「変動」は煙発生量の変動です。


プール(アニメーション)



水面の波動を表現します。
「幅」は表示の横幅に対応する実寸をメートル(m)で指定します。
これを変更すると動作を初期化しますので、原則として一定にして下さい。
「位置」は水面付近で加速する(力を加える)横位置です。
「-1」が左端、「1」が右端です。
「横加速」は横方向の加速度です(m/s²)。
「縦加速」は縦方向の加速度です(m/s²)。
(負数(下向き)では効果があまり得られません)
「ぼやけ」は気水界面のぼやけ具合です。

「横加速」「縦加速」は、短時間(細いパルス状)だけ印加するようにするとより自然に見えると思います。
LFO」で継続的に波を起こしたり、制御割り当てで外部から任意に波を起こすことができます。

「幅」が「6」m 以下の場合、計算処理負荷が増加し、表示更新が間に合わなくなる可能性があります。