目次

装置同期

「装置同期」によって、ネットワーク上の複数の装置を同期再生できます。
異なる機種を併用できます。




「送信」を指定すると、液晶タッチパネルの「ボタン選択」と、シーケンス進行に合わせた「タイムコード」を送信します。
「受信」を指定すると、他の装置から送られるボタン選択とタイムコードに応じて再生します。

複数の装置に「送信」を指定できます。
1つの装置に「送信」と「受信」両方指定できます。
同時には、実質的に1つの装置だけが同期元(マスター)として動作します。

ボタンの指定は、左上からの縦/横位置でなされます。
異なるボタン配置(縦/横の個数)どうしでも、左上部分の位置関係で対応付けできます。

ボタンで再生する際の同期結果(自走、SMPTE など)が、他の装置へタイムコードで送信されます。
このため、1つの装置だけに外部タイムコードを入力し、他の装置をそれに合わせることができます。

受信側は、「ボタン選択」信号を受信後、その送信元からの「タイムコード」だけを使用します。
(ネットワーク上には、複数の装置からのタイムコード信号が存在し得ます)

本機能では、Art-Net で規定されている信号を利用します。
このため、他の機器と相互に意図せぬ影響を及ぼしあったり、あるいは利用できる可能性があります。
(仕様は今後変更される可能性があります。
予めご了承ください)

「ボタン選択」は「ArtTrigger」の「Soft Key」(共通 OEM コード 0xFFFF)を使用します。
「Subkey」の値は、
 「縦位置」x 10 +「横位置」
です。
「縦位置」は上端を「0」、「横位置」は左端を「0」とします。
左上のボタンは「0」、その下のボタンは「10」です。

「タイムコード」は「ArtTimeCode」を利用します。
送信側は「30fps ND」で送信します。
受信側は各種フォーマットに対応します。
シーケンスの先頭が「00:00:00:00」です。


旧形式シーケンス使用時
音声の再生は同期しませんので、音声シーンを含む装置を同期元にするようにして下さい。