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概要
Syndiy(シンディ)は、シンセサイザー、とくに「プログラマブル ポリフォニック シンセサイザー」を自作するのに利用できる部品群です。
プリセット式シンセサイザーや擬似的なパッチ式シンセサイザーの製作にも応用できます。
以下の3つからなります。
- SyndiySet
パソコンで動作する設計用アプリです。
音の生成のしかたを設計します。

- SyndiyCore
音を生成する小型コンピューターボードです。
Sipeed 社製 Lichee Zero Dock シングルボードコンピューターを使用したものです。
SyndiySet とは EtherNet で接続します。
設計/設定が済んだら、パソコンとの接続は不要です。
音声出力には市販の USB/オーディオ インターフェースを使用します。(ユーザー様が別途用意)
MIDI 入力には、同様に市販の USB/MIDI インターフェースを使用できます。(必要に応じてユーザー様が別途用意)
あるいはシリアル信号として直接入力できます。

- SyndiyIO
可変抵抗器(ポテンショメーター)やスイッチなどの操作子の入力、および LED への出力を行います。
Microchip 社製 PIC18F47Q43 マイコンを使用したものです。
SyndiyCore とはシリアル信号で接続します。
1つの SyndiyIO で入出力合計 34 個まで扱えます。
最大 16 個の SyndiyIO を使用できます。

ユーザー様が行うこと
ユーザー様には、電子工作に関するある程度の知識と経験が必要です。
以下のような作業が必要です。
- SyndiySet で音の生成のしかたを設計
- 電源の用意(AC アダプターなど)
- USB/オーディオ インターフェースの用意
- 可変抵抗器(ポテンショメーター)やスイッチなどの操作子、LED などの表示器の用意
- SyndiyCore へ電源、USB/オーディオ インターフェースを接続
- SyndiyCore と SyndiyIO を接続
- SyndiyIO と可変抵抗器、スイッチ、LED などを接続
- 必要に応じてケースなどへ収める