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OSC 送信

シリアル機能によって OSC(Open Sound Control)メッセージを送信します。
同じコンピューター上のプログラム宛に送信できます。
OSC についての詳細は、仕様書を参照して下さい。

この機能では「コマンド」に記述する書式が決まっています。
CSV(カンマ区切り)形式です。
左から順に、
 OSC アドレス , 型指定 , 引数 , ...
と記述します。
1行が1つの OSC メッセージになります。

<例>OSC アドレス「/scene」に、整数型で「2」を送信します。
/scene,i,2


OSC アドレス
「/」(スラッシュ)ではじめて下さい。


型指定
続く「引数」に順に対応させて、型を指定します。
型指定
i整数
f実数
s文字列
bバイト列(非対応、長さ 0 の空データになります)
T真(引数なし)
F偽(引数なし)
NNULL(引数なし)
Iインパルス(引数なし)
tOSC 時間
その他型指定を設定しますが、引数なしと見なします。

型指定を省略すると、各引数の記述から自動的に判別します。
引数の記述
数字(0~9)を含み、符号(+、-)整数(i)
数字(0~9)と小数点(.)を含み、符号(+、-)実数(f)
上記以外(空も)文字列(s)

型指定が引数よりも少ない場合は、最後の型指定を使用します。
引数を要する型指定が、引数よりも多い場合は、引数を「0」あるいは空とみなします。

<例>以下はいずれも3つの実数引数を送信します。
/pos,fff,0,1,0
/pos,f,0,1,0
/pos,,0.0,1.0,0.0


引数
文字列引数にカンマ(,)を含めるには、文字列引数をダブルクォーテーション(")で囲んで下さい。
<例>
/msg,s,"ABC,DEF"

文字列引数にダブルクォーテーション(")を含めるには、文字列引数をダブルクォーテーション(")で囲んで下さい。
そしてその中で1つのダブルクォーテーションにつき2つのダブルクォーテーションを続けて記述して下さい。
/msg,s,"This is the ""DoctorMX""."