DoctorMX と SynVisum の連携
SynVisum の「OSC 送信」フィルターによって、DoctroMX のキューシートを実行
DoctorMX の
キューシート
のキューと、SynVisum の
シーン
との間に数や順序の関連がない場合や、使用する DoctorMX の
キュー
が少ない場合に便利かも知れません。
DoctorMX 側の設定
「ウインドウ メニュー」から、「
OSC 入力を使用…
」にします。
(上図を参照)
「UDPポート」は「51001」に。
(これは DoctorMX 側の初期設定値です。変更した場合は SynVisum 側の「
OSC 送信
」もそれに合わせて下さい)
通常は、「
キューシート メニュー
」から「キュー選択を送信…」で「キャンセル」し、キュー(シーン)選択メッセージを送信しないようにします。
このようにしないと、SynVisum でのシーンの選択に反応して DoctorMX もシーン選択を SynVisum に対して送信します。
このとき SynVisum が OSC によるシーン選択を受信するようになっていると(「
OSC 入力を使用
」、「
シーン制御
」を OSC で)、この動作を無限に繰り返します。
SynVisum 側では、他の OSC によってシーンを実行するために、「
シーン制御
」の制御器に OSC が選ばれている状態になることがあると思われます。
別の対処方法として、
キュー選択の送信先
を、他の UDP ポートや OSC アドレスにすることも可能です。
「
キューシート メニュー
」にて、「OSC (/scene)」(OSC によるキュー選択)にします。
SynVisum 側の設定
「
その他のフィルター
」から、「
OSC 送信
」を追加します。
レイヤー(チャンネル)
としてでも、
フィルター
としてでも、いずれでもかまいません。
属するレイヤー(チャンネル)の
混合量フェーダー
が最小になっていると送信しませんのご注意下さい。
(上図を参照)
「UDPポート」は「51001」に。
(これは DoctorMX 側の初期設定値です。変更した場合はそれに合わせて下さい)
「OSCアドレス」は「/scene」に。
DoctorMX のキューを実行する SynVisum のシーンでは、最初の引数 [0] に DoctorMX のキュー選択(0 以上の整数)を指定します。
実行しないシーンでは空白にします。
この数値は DoctorMX のキューをはじめから(表示では最上位から)の順番で指定します。
いったん設定したあとに、DoctorMX 側でキューの追加や削除をすると、ずれますのでご注意下さい。
引数の値だけでなく、「送信先 UDP ポート」、「OSC アドレス」、「型」もパラメーターであり、
シーンメモリー
に記録されます。
シーン設定がある程度でき上がったあとに、これらの設定を変更する必要がでた場合は、全シーンに対して個々の「
パラメーターを保存
」することで対処できます。
いずれかのパラメーターが変化したときだけでなく、
シーン
の実行時(また
混合量フェーダー
を最小から上げた時)にも送信します。
ただし、
素通り(バイパス)
状態、および
混合量フェーダー
が最小の時は送信しません。