DoctorMX と SynVisum の連携
DoctroMX で DMX を制御し、SynVisum で映像を出力しつつ、DMX 卓などで SynVisum を操作
2個の DoctorMX インターフェースボックスを、DoctorMX と SynVisum それぞれで1個ずつ使用すれば簡単明快で、説明はとくに不要です。
ですが、1個のインターフェースボックスだけで済ませるには、以下のように設定します。
DoctorMX 側の設定
インターフェースボックスは、DoctorMX 側で使用します。
「
流れ図
」に、「
OSC
」機能を挿入します。
装置入力(上側)に近い方に置きます。
必要に応じて、「
パッチ
」機能でチャンネルを変更するなどができます。
「OSC」の「動作」を「送信」にします。
「UDPポート」は「51000」に。
(これは SynVisum 側の初期設定値です。変更した場合はそれに合わせて下さい)
「OSCアドレス」は「/dmx」に。
「OSC」機能からの DMX 出力(流れ図の下側)が、「コンソール」などからの DMX 出力へ影響しないようにするには、
「
コンソール
」の各フェーダーの動作を「EXC」(専用)にする
「OSC」の直下に「
テスト
」機能を挿入する
などで対処できます。
SynVisum 側の設定
「
制御
」メニューから、「DMX 入力を使用…」で「キャンセル」し、インターフェースボックスを使用しないようにします。
「
制御
」メニューから、「OSC 入力を使用…」にします。
「UDPポート」は「51000」に。
これは SynVisum 側の初期設定値です。
変更した場合は、DoctorMX 側の「OSC」もそれに合わせて下さい。
「DMX 相当データを受ける」を選択します。
これで、SynVisum 自身でインターフェースボックスを使用しなくても、DMX 信号を入力するのと同等の動作になります。
この「OSC 入力」の設定は「好みの設定」(プリファレンス)として保存されますが、「
SynVisum 設定ファイル
」(いわゆるドキュメントファイル)には保存されません。
一方、下記の各設定は、「
SynVisum 設定ファイル
」(いわゆるドキュメントファイル)に保存されます。
DMX フェーダーによって、混合量フェーダーを操作するには、
「
制御
」メニューから「混合量制御…」を選び、「DMX チャンネル順」にします。
DMX フェーダーによって、シーンの起動などを操作するには、
「
制御
」メニューから「シーン制御…」を選び、「制御器」を「DMX」にします。
DMX フェーダーによって、コンポジションのパラメーターを操作するには、
「
制御
」メニューから「制御割り当て」を選び、制御したいパラメーターに「DMX」(あるいは「DMX2」)を指定し、制御に使用する DMX チャンネルを指定します。