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リモレール 汎用キット RR000 応用例 きかんしゃトーマス

ここでは、応用例として「きかんしゃトーマス」用に製作したものを紹介します。
この車体の内部は電池を収める程度の空間しかなく、残念ながら単3電池用リモレールは収まりません。
この例では、リモレール本来の趣旨である「車両自体は改造しない」という方針で製作してみました。




車体内での収まり方
まず完成形をご覧下さい。
車体カバー内に、後方から差し込むように装着します。
車体カバー内の突起物(電池押さえ)と基板上の部品が当たるので、運転室側は中心からずれます。
この状態で、下回りを慎重にはめ込みます。




実際に見ることはできませんが、下回りには下図のように収まります。




部品の加工
高さを低く抑えるために、電池クリップを加工します。
付属の電池クリップのままでは、基板と電池の間に広い空間があります。
この空間を縮めて、高さを抑えます。

加工前(通常のリモレール) 加工後



電池クリップの加工は、基板に取り付ける前に、プライヤー(やっとこ)などを利用して慎重に行います。
電池クリップの根元を少し広げる際、広げすぎると折れてしまいます。
必要最小限だけ広げるように、注意深く行います。
同じ部品は DigiKey で購入できます。
82K-ND


電池クリップの1つは下回りと当たるので、一部を切り欠きます。



負極出力と負極金具取り付け部を電線で接続します。



出力用金具として、手近にあった 0.3mm 径の燐青銅線を使用してみました。
帯板の方が良いかも知れません。
電池クリップにテープを貼って、出力用金具が接触しないようにします。