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概要

Boothter は展示会や博覧会などの小間(ブース)あるいは常設の各種施設において、来場者に対する案内/説明/プレゼンテーションなどを無人で行うのに便利なアプリケーションです。来場者は提供されている任意の動画あるいは音声(マルチメディア)の再生をいつでも開始できます。そのため興味のある情報を素早く提供できます。その他のコンピュータの動作/設定を変更するような操作はできないようになっています。
また、来場者の操作はログファイル(履歴)として保存されますので、来場者の興味を分析するのに利用できます。



最大で 12 個の動画あるいは音声(マルチメディア)ファイルを設定できます。
起動するためのボタンには名称(ラベル)を設定できます。
各ボタンにはファンクションキーを対応させて、マウスの代わりに起動するのに利用できます。
(Windows では F12 がシステムによって使用されているので利用できません)

マルチメディアファイルの再生に加えて、テキストファイルの内容をシリアルポート経由で送信することもできます。
シリアルポート経由で制御可能な外部機器を同時に制御できます。




「展示モード」では画面全体を「壁紙画像」で覆います。
また「見出し画像」(バナー)を設定できます。
名称が設定されているボタンだけが表示されます。
来場者はマウスでボタンをクリックするかファンクションキーで、再生するマルチメディアファイルを指定することだけできます。
(ファンクションキーによる操作を提供する場合は、ファンクションキーだけを並べて各キーに対応する内容を示した専用のパネルを用意する方が安全でしょう)

展示モードでのボタン群の画面内の位置は、通常モードでの編集ウインドウの位置が反映されます。
そして上下左右の空間幅が最も大きい部分を動画の表示に使用します。
(上図の例では画面の右側)

Boothter を「展示モード」にして終了すると、次回起動時は自動的に「展示モード」になります。
システムの「起動項目」や「スタートアップ」などに Boothter を置いて、コンピュータが起動するときに Boothter も自動的に起動するようにしておけば、電源投入だけで「展示モード」にすることができます。
さらに「自動」に設定されたメディアファイルは起動時に自動的に再生開始します。