ALPS+(アルプス・プラス)は、これまでのミュージックソフトウェアとはまったくちがったスタイルで、もっと手軽に、しかもすばらしい演奏ができます。シーケンサーとは違い、演奏データをつくる必要はありません。もちろん、楽器が弾けなくてもだいじょうぶです。
ALPS+では、いくつかのアルペジエータ(分散和音発生部)とリンボ(リズム演奏部)を組み合わせて演奏します。アルペジエータおよびリンボの簡単な設定をしたら、あとはマウスで「演奏」するだけです。マウスの動かし方によって音楽が変化し、思わぬフレーズが飛び出します。マウスのほかにMIDIキーボードなども利用できます。シンプルですが「演奏」する人によって、音楽がずいぶん変わります。
演奏した音楽はスタンダードMIDIファイルとしてセーブできます。「大まかな曲の雰囲気ができたら、後はシーケンサーで仕上げる」といった使い方もできます。また、サンプルデータを多数用意してありますのですぐに楽しめます。むずかしい理屈はいりません。ぜひ一度お試しください。
用途は多彩。各種BGM製作、ジングル、ミニマルミュージック、セッション、内面へのトリップ、新しいスタイルの音楽製作、作曲などに便利です。
1.付属のサンプルデータで演奏する
ALPS+を熟知したkuwatecの「マウスの達人」たちの手によるサンプルデータが、多数製品に含まれています。これらのデータは現在広く普及しているGM音源(General MIDI規格の音源)向けに作られています。Padウィンドウの中をマウスでクリック/ドラッグするだけで演奏を楽しむことができます。ALPS+のパラメータに関する知識はまったく必要ありません。マウスの動かし方によって音楽が変化し、思わぬフレーズが飛び出します。シンプルですが「演奏」する人によって、音楽がずいぶん変わります。このようなユーザーの操作とコンピュータの動作の絶妙なバランスが ALPS+の大きな魅力です。また演奏にはマウスのほかにMIDIキーボードなども利用できます。この場合ピッチベンドやモジュレーション(ビブラート)などの演奏表現を加えることができます。2.サンプルデータに手を加える
サンプルデータは絶対的なものではありません。いろいろなパラメータを変更してみましょう。簡単な例では、サウンドを他のものに変えて自分の好みに近づけることがあります。これだけでも演奏する雰囲気がかなり変わります。ほかにも、アルペジエータを追加してにぎやかにしたり、コード/スケールを別のものに変えて「他の国」へ行ったり、テンポ、ボリューム(音量)、パン(左右の定位)を変えるなどが画面上で簡単にできます。全てのパラメータはウィンドウ内に現れ、操作は演奏を止めることなく行えますので、演奏しながらいろいろと試すことができます。3.音楽的な完成度を高める
シーケンサーなどを使用した経験のある方は、音楽的な完成度をさらに高めてみたくなるかもしれません。4.オリジナルデータを作る
ALPS+のしくみがわかってきたら、オリジナルデータを作ってみましょう。まずリンボでリズムパターンを作ります。そして思い浮かぶ楽器を鳴らすためにアルペジエータを加えていきます。音源の高性能化にともない、サウンドの組み合わせ方だけでも楽しめるようになりました。ALPS+の面白さは音源の魅力に負うところも大きいのです。コード/スケールはサウンドともに曲調を決める大事な要素です。ALPS+ for Macintosh画面
ALPS+ for PC-98画面
必要動作条件 | 定価 | |
---|---|---|
ALPS+ for PC-98 |
|
¥18,900 (税込) |
ALPS+ for Macintosh |
|
¥18,900 (税込) |
クワテック株式会社 〒156-0056 東京都世田谷区八幡山3-33-8 電話:03-6231-8398 FAX:03-6231-8399 |